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脱サラビアバー店主です。
この度、東京カレーマガジンにて新たなコラムを設けていただきました。私は新卒で約4年勤めた印刷会社を辞めた後、共同経営でのビアバー開業を経て、現在はクラフトビールとスパイス料理を軸としたビアバーを一人で運営しております。このコラムでは、時系列で現在に至るまでの自分をつらつらと書くというよりは、脱サラしてビールとカレーに腹を括った今の自分にも触れつつ、あくまでカレーに関する投稿を気まぐれにゆるく書いていければと思っています。

本場のスパイスを体感するため、いざ一人で南インドへ
最初の投稿は、2026年2月23日〜3月2日まで行った南インドの旅。
文字通りビアバーの店主なのですが、カレーも好きすぎて、、、
「本場インドのカレーを食べてみたい!いつかインドに行きたいなぁ」とか思ってるうちに
「クラフトビールのお店なのにインド現地の料理教室で学んだ超本格カレーやスパイス料理が出てきたら面白いかな??」
という理由で、1週間ほど南インドを1人で旅してきました。世界遺産には目もくれず、ただひたすら現地の料理を食べ歩き、学び、本場のスパイスを体感する旅です。
実は今回の旅より前に、2025年3月頃に北インド、デリーとバラナシを訪れました。その旅では8日間滞在し、タージマハルすら行かずに現地のレストランや食堂、ストリートフードを食べたり飲んだり、料理教室にも参加してみた体験があまりにも面白かったので、「次は南インドにも行ってみたい!」と思い続けていて、ようやく1年越しに実現しました。お店を立ち上げて1年半で二度目のインド。こんな感じで年に一回くらい本場の料理を学び、ビールが進むアテに改良したスパイス料理を自分のお店で出せたらいいなぁなんて思っています。
南インドでまわった2都市はこちら
・カルナータカ州の大都市 バンガロール
インドのシリコンバレーとも呼ばれるIT都市
※2014年に正式名称が「バンガロール」から「ベンガルール」に変更されましたが、現在は両方の名称が使われています
・ケララ州の港町 コチ
南西部の海沿いにあるリゾートエリア

特にケララ州の料理、ココナッツミルクを使った魚や海老の料理を現地で食べてみたかったので、日本から直行便のあるバンガロールを経由地にして、この2都市を中心に回ることにしました。というわけで、食べて飲んだものを中心に、ゆるく日記形式で書いていこうと思います。
期待に胸を膨らませた初日
1日目@日本→バンガロール

10時間ほどのフライトを経て、現地時間25時にバンガロール到着。昨年訪れたデリーのインディラ・ガンディー空港より遥かに煌びやかで、すでに南インドへの期待感が高まった。
空港から宿まで約1,000ルピー(1ルピー1.7円前後)だったが、ドライバーにチップを渡すと、こんなに素敵な笑顔をしてくれるんだなってぐらい満面の笑み。
それもそのはず、空港に着いた高揚感からなのか、寝ぼけていただけなのか20ルピーを渡すつもりが、25倍の500ルピーを渡してしまっていたのだ。
でも、最高の笑顔を見せてくれたから良しとしよう。

日本人が利用しがちと聞いて決めた4つ星ホテルで4泊することに。もう29歳、良い大人なので貧乏旅はしたくない。南インドで唯一大浴場があるホテルで、お風呂でプカプカして体を労ることにした。
バンガロールの街を散策
2日目@バンガロール

📍MTR1924
バンガロールを代表する南インドの軽食「Tiffin(ティファン)」のお店で朝ごはん。
Filter CoffeeとRave Masala Dosaで120ルピーくらい。普通のドーサと違ってセモリナ粉(粗挽き小麦粉)主体のドーサらしく、生地がなかなかオイリーだったため、これしか食べてないのに夕方までお腹が空かなかった。


MonyってアプリでQRコード決済できるか試したくて20ルピーくらいのスイカのアイスを購入。スイカの味は置いておいて、、、無事にQRをコード決済できたことが一安心。というのも、Monyは入金に手数料がかかるが、ローカルな食堂や屋台でも支払うことができるので、現金払いシーンにて「お釣りないヨ」って言われるのが嫌でちょこちょこと小額紙幣を増やすプチストレスから解放された瞬間でもある。もし、インドに行くときは事前にMonyをダウンロードしておくことがおすすめ!

雑多に置かれてる本が醸し出す異国感。雑多とはまさにこういうこと。


南インド寺院特有のゴープラム(塔門)はバンガロールでよく見る景色。不思議なくらい服屋のマネキンとの違和感が無い。

Commercial Streetは飲食店もあれば、食料や服、雑貨などが道端で売られている。たまたま訪れたこの通りは生きたママの鶏や豚、その生肉が売られていて、無数の鷹が肉の切れ端のおこぼれを狙っていた。良い画が撮れそうでスマホ片手に突っ込んでみたが、インド人にいじわるされたのか、自分の近くに肉の切れ端が投げ込まれ、そこに十数匹の鷹が群がるという絶望の状況に陥ったため、走って通り抜けた。もう、この道は二度と通らない。


ひたすら食べて飲む、お腹が空くまで歩いた約24,000歩


📍Sreeraj Lassi Bar
ほぼヨーグルトみたいな濃厚でスプーンで食べるLassi、110ルピーくらい。

📍Matteo Coffee
Cafe Latte 150ルピーくらい。南インドはコーヒーも盛んで、カフェも多い。

📍Sujatha Liquors
歩いてるうちにようやく現れたローカル臭プンプンな立ち飲み屋に突っ込んでみた。インドの大手ビールKING FISHERの500ml缶は180ルピーくらい。インド人のほとんどは棚に陳列されてあるパックのウイスキーと常温の水を1:1で飲んでいたが、見たところ日本酒の鬼殺しのパックくらいのサイズ感ではあったので、おそらく180mlと考えると恐ろしい。ウイスキーは60ルピーって聞こえたのでコスパ良く酔うのに最適ではあるが、それをやると昼過ぎにして宿に直行してしまいそうでなので大人しくKING FISHERをいただいた。

アーンドラ料理専門店にて、南インドらしい夕食を。

📍Bheema’s Restaurant
Veg mealsとFresh Lime Juiceで450ルピーくらい。Mealsはノンベジは無かったが、どれも美味しく、すんなり完食。

もちろん手で食べました。

食べ終わったタイミングでレモンが浸かったぬるい水を渡されたので、これで手を洗ってみたがヌメヌメするので結局トイレで手をしっかり洗った。
バンガロールは酒飲みの街



📍Communiti
Communitiはクラフトビール8種全てが自家醸造のオリジナルビール。醸造設備を見ながらビールが飲むことができる。周りを見ると複数人でワイワイと食事をしながらビールを飲んでいて、1人でカウンターでしっぽり飲んでる人は自分しかいなかった。注文方法はモバイルオーダーだったが、既にポケットWi-Fiは通信制限、現地の電話番号も持ってないのでフリーWi-Fiも繋げず、どうにか紙のメニューをもらって口頭でオーダーしたがビールのサイズはパイント(568ml)オンリー、370ルピーとのこと。。。ビアバーやってる身からしたら、他のお客さんがハーフパイントのグラスでビールで飲んでることも当然わかるのだが、ビール1杯飲むのに拙い英語でうだうだとごねたくもないので郷に従って豪快な飲みっぷりを見せてやった。ちゃんと酔っ払ったので、昼に懸念していたとおり宿に直行となりそうである。

そのあとは、宿の近くにある怪しいカーテンが印象的な立ち飲み屋へ。まるでローカルなインド人がお酒を飲んでいる姿を隠すためにあるようだ。酔った勢いで、その真相を暴くべくカーテンのその先に入った。

インドでは350ml缶や中瓶以下の容量のビールが無さそうなので、KING FISHERの大瓶を280ルピーで。インド人にはボトルの栓を抜いてグラスと一緒に渡していたが、こちらには栓も開けずに渡された。ここでも郷に従って、、とはいかないので強気な姿勢で栓を開けさせ、大瓶ビール633mlを海賊のようにラッパ飲みする姿を見せつけた。ここでは紙タバコも床にそのまま捨てらるし、デカいスプライトを持ち込んでも許されるカオスで自由な環境で意外と落ち着く空間。複数人で談笑してるグループもいるが、紙タバコを吸いつつ1人でサクッと1杯飲んで、帰る人が多い印象を受けた。
これにて2日目終了。まだまだ丸1日分でもこれだけ書けました。3日目はこの旅のメインでもある料理教室に参加したので、その様子をVol.2にて紹介したいと思います。乞うご期待✌︎

