神保町のカレーはなぜ特別なのか。千代田区の名店15選【聖地から丸の内・神田まで】

神保町・千代田区の名店カレー15選

「神保町のカレー」と聞いて、思い浮かぶ一皿はありますか。古書店街として知られるこの街は、実は日本屈指のカレー激戦区。欧風カレーの殿堂と呼ばれる老舗が軒を連ね、辛さを追い求める人々が通い詰める激辛の聖地があり、新しいスパイスの才能が次々と店を構える——神保町は、まぎれもなく「カレーの聖地」です。

そしてこの聖地を擁する千代田区は、区全体で見てもカレーの層がとにかく厚い。神田カレーグランプリで盛り上がる神田・小川町、名門の味やアジアの本格派が集まる丸の内・大手町、駅前の立ち食いからガード下まで愛される有楽町。オフィス街のランチ需要と、本の街に流れる時間の両方が、この土地のカレー文化を育ててきました。

今回は、東京カレーマガジンがこれまで実際に足を運んでレビューしてきた千代田区のカレー店の中から、15軒を厳選。神保町の殿堂級から、本格スパイス&エスニック、オフィス街の個性派まで、3つの切り口でご紹介します。千代田区でカレーに迷ったら、まずこの1本をブックマークしてください。

ボンディ(神保町)のビーフカレー
欧風カレーの王道、神保町「ボンディ」のビーフカレー

掲載している各店の詳細は、それぞれの単独レビュー記事にまとめています。気になったお店は「詳しいレビューはこちら」のリンクから、実食レポートをどうぞ。

① 神保町——欧風カレーの殿堂と、激辛の聖地

まずは本丸から。神保町を「カレーの聖地」たらしめている殿堂級の名店たちです。

ボンディ(神保町)

ボンディ神保町

神保町の欧風カレーを語るなら、まずこの店を避けては通れません。欧風カレーの王道「ボンディ」のビーフカレーは、当編集部が東京カレーマガジンを始める前から通い続けてきた原点のような一皿。ソースを一滴も残したくなくなるほど贅沢な味わいは、初めて神保町でカレーを食べる人にこそ体験してほしい王道中の王道です。

詳しいレビューはこちら → ビーフカレー|ボンディ(神保町)

共栄堂(神保町)

共栄堂神保町

本の街・神保町と同じくらい長い時間を、カレーとともに歩んできた老舗が「共栄堂」。90年以上にわたって食べる人を魅了し続けてきた本格スマトラカレーの店です。ボンディやガヴィアル、エチオピアといった名店がひしめくこの街で、独自のスタイルを貫き続けるビーフカレーは、神保町カレーの歴史そのもの。聖地巡礼の必修科目です。

詳しいレビューはこちら → ビーフカレー|共栄堂(神保町)

欧風カレー ガヴィアル(神保町)

欧風カレー ガヴィアル神保町

欧風カレーの名店として、カレー百名店にも名を連ねる「ガヴィアル」。神田カレーグランプリで盛り上がる神保町エリアでも、その存在感は別格です。編集部が味わったのは野菜とアサリのカレー。「欧風カレーは幸せな気分になるよね」と思わず口に出てしまう、丁寧で満ち足りた一皿でした。

詳しいレビューはこちら → 野菜とアサリカレー|欧風カレー ガヴィアル(神保町)

エチオピア(神保町)

エチオピア神保町

激辛の聖地といえば、言わずと知れた神保町の「エチオピア」。2026年4月で創業38年を迎えた名店です。編集部のライターは激辛初心者から10年かけて、ついに辛さ100倍を完食。「エチオピアの楽しみ方は十人十色」という言葉どおり、自分のペースで辛さと付き合っていける懐の深さこそ、この店が長く愛される理由です。

詳しいレビューはこちら → 激辛初心者が10年かけて辛さ100倍を完食。私が辿り着いた神保町『エチオピア』の楽しみ方。

カレーハウス ボルツ(神保町)

カレーハウス ボルツ神保町

神保町の「辛さ」を語るうえで、もう一軒外せないのが「辛さの元祖」こと「ボルツ」。編集部が知ったきっかけは、週4回も通うという常連さんの存在でした。注文したのはアサリダブルにエビカレー。オーダーの瞬間からドキドキさせてくれる、辛さ文化のルーツに触れられる一軒です。

詳しいレビューはこちら → アサリダブルにエビカレー|カレーハウス ボルツ(神保町)
※現在営業しているのは神田錦町の「カレーハウス ボルツ 神田店」(東京都千代田区神田錦町3-17)です。

② 本格スパイス&エスニック——インド・スリランカ・タイ・ビリヤニ

欧風だけが神保町・千代田区ではありません。アジア各国の本格派がしのぎを削るのもこのエリアの魅力です。

トルカリ(神保町)

トルカリ神保町

カレー店が数多く立ち並ぶ神保町で、バングラデシュのベンガル家庭料理を味わえる貴重な存在が「トルカリ」。リピーター多数と噂の店で、編集部が実食したのは人気メニューのビリヤニです。欧風の殿堂が並ぶ聖地・神保町で、あえてベンガルの家庭の味を選ぶ——そんな楽しみ方ができるのも、この街の懐の深さです。

詳しいレビューはこちら → 【カレーの聖地】神保町「トルカリ」にて、人気メニューのビリヤニを実食!

TinTin SriLankan Curry(神田小川町)

TinTin SriLankan Curry神田小川町

2026年2月11日、カレーの街・神田小川町に待望の復活を遂げた「TinTin SriLankan Curry(ティンティンスリランカカレー)」。スリランカ出身の店主が作る、本場の味が看板です。老舗がひしめく千代田区に新しい風を吹き込む一軒として、編集部も注目しています。

詳しいレビューはこちら → 【新規オープン】神田小川町に待望の復活TinTinスリランカカレー

Indian Street Food & Bar GOND(御茶ノ水)

Indian Street Food & Bar GOND御茶ノ水

惜しまれつつ閉店した名店ダバインディア。その遺伝子をそのまま引き継いだ新店が、御茶ノ水の「GOND」です。編集部はダバインディアの閉店以来ずっとこの店を心待ちにしていて、3種のカレーを実食。あの味の系譜を今も千代田区で追いかけられることに、感謝したくなる一軒です。

詳しいレビューはこちら → 3種のカレー|Indian Street Food & Bar GOND(御茶ノ水)

サングリア(大手町・二重橋前)

サングリア大手町・二重橋前

ビジネスパーソンがせわしなく行き交う大手町・二重橋前。無機質なオフィスビルの地下に、昼どきになると凄まじい熱気をまとうタイカレーの名店「サングリア」が潜んでいます。編集部が悶絶したのは、刺激的なシーフードカレーとタイ米の究極のマリアージュ。オフィス街の地下で出会う本気のタイの味です。

詳しいレビューはこちら → 大手町の地下に潜むタイカレーの名店「サングリア」で刺激的シーフードカレーを食べてきた!

CHATTERBOX CAFE 丸の内(丸の内)

CHATTERBOX CAFE 丸の内丸の内

東京駅の美しい駅舎を目の前に臨む丸ビル5階に、カレー好きなら一度は訪れるべき聖地があります。シンガポールの名門ホテルが生んだ「究極のカレー」を掲げる「チャッターボックスカフェ」です。シンガポールの魂を丸の内で体感できる贅沢な一皿に加え、食後のココナッツアイスは病みつきになる美味しさ。デザートまで含めて完成する体験です。

詳しいレビューはこちら → 丸ビルで体感するシンガポールの魂。名門ホテルが生んだ「究極のカレー」|CHATTERBOX CAFE丸の内

③ オフィス街の個性派・変わり種ランチ

丸の内・有楽町・神田・秋葉原。働く人の街だからこそ生まれた、一筋縄ではいかないカレーたちです。

TOKYO MIX CURRY(丸の内)

TOKYO MIX CURRY丸の内

2019年にスタートした「TOKYO MIX CURRY」は、アプリからスパイスやトッピングをカスタマイズしてオーダーする新しいスタイルのカレー店。編集部は丸の内のイートイン店舗で安曇野元気豚の角煮カレーを実食し、「このクオリティはまた食べたくなる」と唸りました。自分好みの一皿を組み立てる楽しさは、忙しいオフィス街のランチにこそハマります。

当時レビューした店舗はすでに営業を終了していますが、うれしいことにTOKYO MIX CURRYはその後も勢いを増し、現在は千代田区内に複数店舗を展開中。オフィス街のど真ん中でますます出会いやすくなりました。たとえば大手町エリアなら「TOKYO MIX CURRY 大手町カンファレンスセンター店」(東京都千代田区大手町1-3-2 B1F)や「TOKYO MIX CURRY 大手町パークビルディング店」(東京都千代田区大手町1-1-1 2F)、丸の内エリアなら「KITTE丸の内店」(丸の内2-7-2 B1F)や「丸の内 明治安田生命ビル店」(丸の内2-1-1 B2F)などがあります。最新の店舗一覧は公式サイトの店舗案内でご確認ください。

詳しいレビューはこちら → 安曇野元気豚の角煮カレー|TOKYO MIX CURRY(丸の内)

よもだそば(有楽町)

よもだそば有楽町

そば屋で本格インドカレー、という驚きの組み合わせが楽しめるのが有楽町の「よもだそば」。編集部が挑んだのは、本格インドカレーと特大かき揚げそばを900円で欲張れる「半よもだカレー」のセットです。額に汗をかくしっかりした辛さで、そば屋のカレーの概念を軽々と超えてきます。有楽町ランチの隠れた最適解です。

詳しいレビューはこちら → 900円で「本格インドカレー×特大かき揚げそば」の欲張りセット!有楽町「よもだそば」の半よもだカレー

香川一福(神田)

香川一福神田

讃岐うどんの名店「中村うどん」出身の店主が2007年に創業した人気店「うどん 一福」。その暖簾分けである神田の「香川一福」では、本格讃岐うどんの技が光るカレーうどんが味わえます。実食した編集部の感想は、シンプルに「最高やん」。カレー好きにもうどん好きにも刺さる、神田ならではの一杯です。

詳しいレビューはこちら → カレーうどん|香川一福(神田)

ヒマラヤテーブル(神田)

ヒマラヤテーブル神田

カレーも好き、ビールも好き。どちらも「こだわったもの」を一緒に楽しみたい——そんな人にぜひ訪れてほしいのが神田の「ヒマラヤテーブル」です。10年以上前から「スパイス飲み」を当たり前にやってきた先駆者的な存在で、スパイス料理とクラフトビールの組み合わせが楽しめます。仕事終わりの一杯とカレー、神田なら両方叶います。

詳しいレビューはこちら → スパイスとクラフトビールが出会う 神田「ヒマラヤテーブル」へ

カリガリカレー(秋葉原)

カリガリカレー秋葉原

スパイシーを追求しまくり、2019年の神田カレーグランプリで優勝。さらには吉野家のカレー監修まで手がけた実力派が、秋葉原の「カリガリカレー」です。編集部が食べたのは「秋葉原で茶色は正義!」の言葉どおり煮豚がもりもりに乗った大煮豚カレー。「カレー屋とは思えないほどのクオリティ」と記録に残した、秋葉原の誇る一軒です。

詳しいレビューはこちら → 大煮豚カレー|カリガリカレー(秋葉原)

まとめ——聖地・神保町から、千代田区カレーの旅へ

欧風カレーの殿堂、激辛の聖地、ベンガルの家庭料理、オフィスビル地下のタイカレー、そば屋の本格インドカレー。こうして並べてみると、千代田区のカレーの多様さにあらためて驚かされます。その中心にあるのは、やはりカレーの聖地・神保町。まずはボンディか共栄堂で王道を知り、エチオピアで辛さの扉を開き、そこから神田、丸の内、有楽町へと足を延ばす——それが編集部おすすめの巡り方です。

今日のランチ、少しだけ足を延ばして、気になった一軒の扉を開けてみてください。あなたの「聖地」が見つかったら、ぜひ教えてくださいね。東京カレーマガジンは、これからも千代田区のカレーを食べ続けます。

※掲載の営業情報は2026年7月時点のものです。最新の営業状況・定休日は各店の公式サイト等でご確認ください。

高木それと

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高木それと

ただのカレー好き

「行動範囲で無理なくカレーを食べる」をモットーに 東京を中心に食べ歩いています。都内在住の会社員です。 各媒体で寄稿もさせていいただいてます。

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